
少し前の話しになってしまったけれど、世田谷美術館で「祈り・藤原新也」展を見て来た。
展示は写真が中心であるものの、この人の場合はやはり一緒に書かれた文章に注目する事になる。
論理的とも実証的とも言えないその文章には、いつも不思議な程の説得力と信頼感が有る。
例えば、彼は世界中を旅したのと同じように、ハロウィンで賑わう渋谷のセンター街に向かい、コスプレをして若者と語り合う。
そしてそこに、香港で反体制活動をする若者達と共通する熱気を掴み取り、写真と文章で私達に伝えてくれるのだ。
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