
映画館、シネマ・ジャック&ベティの30周年企画映画「誰かの花」。
舞台はジャック&ベティが有る横浜の若葉町周辺と、郊外の竹山団地。
カトウケンスケが演じる主人公の孝秋は以前に兄を事故で亡くし、今は鉄工所で働きながら団地に住む年老いた両親を気遣って時々訪ねるが、強風が吹き荒れるある日、新たな事故が起こる、、、、
ありふれた風景とどこにでも居そうな人達、自分の周りで起きてもおかしくない事件が、抑制が効いた画像と音楽で表現される。
自分は客席に居てスクリーンに映し出される世界を観ている筈なのだけれど、そうとは思えない現実感と切実さが有り、それでいて空想的な拡がりも感じられる。
今まで僕が観た映画にはこうしたものは無く、ベストの一つ、だと思う。
映画の公式サイトは下記。
http://g-film.net/somebody/