
広くない所に大きくなる木が有ると、扱いが難しい。
自宅の庭に有る銀杏は亡くなった母が植えたものだけれど、電柱が近くに有って東京電力が時々枝を伐るので、いつも不恰好な姿になっていた。
しかし何年か前、枝を伐らずに電柱を動かしてくれないかと頼んでみたら、条件に適っていたようでその通りになり、それからは枝を伐られる事が無くなった。
銀杏は途中で伐ってもまた真っ直ぐ上に伸びるものらしく、今では樹形がすっかり整って、堂々とした姿になっている。
先日、少し離れた菩提寺に有る墓所から眺めたら、黄色く色付いたこの銀杏が目印になって、自宅の場所を確認する事が出来た。