
画像として載せた書は「水は方円の器に随う(したがう)」と読む。
「水随方円器、人因善悪友」と言う対句の前半で、2005年に書き、1枚は設計した友人宅の竣工祝いとして贈り、1枚は自分の事務所の壁に掛けてある。
木簡に書かれた古い書を参考にして、楷書や隷書よりも親しみ易く自由な雰囲気を持つように、また同時に力強さが感じられるようにしたいと思って書いた。
もし楷書で書いていたら、今頃恥ずかしくて見られないのではないかと思うけれど、これは今の所大丈夫だ。
目も腕も進歩していないせいかも知れないが、自分の事務所に飾る位は良いだろう。