
鉄筋コンクリートでできた建物の屋根には、アスファルトや樹脂の膜を設けて防水をする事が多いけれど、今僕が監理をしている鶴見の建物では、コンクリートそのもので水を防ぐ躯体防水を採用している。
コンクリートが健全であれば防水も健全と言う考え方は解り易く、信頼性が高い。
手入れはほぼ不要で、価格はアスファルト防水と同程度だし、コンクリートに伸縮目地を設けないで済むのも良い。
何故もっとこの方法が広まらないのか不思議なのだけれど、施工をする会社がとても少なくて競争原理が働かない、と言うのが主な理由らしい。
きっと他の分野でも似たような例は有るのだろう。