先週末、建築士会の催しで熱海を訪れ、地元の方に石畳通りと呼ばれる場所を案内して頂きました。
ここが別荘地として開発されたのは戦前で、通称の由来となっている石畳は、かつて有った熱海ホテルが戦後占領軍に接収された際に敷かれたそうです。
この街に建っている建物は皆低層で落ち着きが有り、敷地には緑が多く見られます。
新しい道路ができたせいで海岸へ直接出られなくなったのは残念ですが、相模湾を望む景色は昔とそれ程変わらない事でしょう。
熱海にもこんなに良い所が有るのだな、と思い掛けない発見をした気持ちになりました。
一方で、熱海駅からこの街まで歩いた道のりは、車が多いのに歩道が狭く、周囲には高層マンションが建ち並んでいて、とても快適とは言えないものでした。
そして残念ながらその景色の方が、街全体の印象を決めてしまっているように思います。