先日、友人が設計した建物を見に、千葉県の御宿(おんじゅく)へ行きました。
その街には、小学生の頃の夏休みに、両親に連れられて何度も行った事が有るのです。
今となっては良く解らなくなってしまいましたが、母の知り合いが居たと言うような繋がりが有ったのだと思います。
久し振りに訪れた街の印象は、おぼろげな記憶に比べて、随分と小さいものに感じられました。
卒業した小学校を訪ねた時に、こんなに小さな建物だったろうか、と感じたのと似たような感覚です。
でも考えてみれば、自分の身長はせいぜい1.5倍位にしかなっていないのですから、物理的な変化と言うよりは、ものの見方や感じ方が変わってしまったのだと思います。
そしてそこに流れる時間までが、何だか慌しく、早く過ぎ去って行くようなのでした。