2011年06月02日

吉本隆明が語った都市

像としての都市

インターネット上での買い物には、いまだに何となく馴染めないのですが、本とCDだけは、その便利さを享受しています。
最近読んだ「像としての都市、吉本隆明都市論集」も、一時は手に入れる事を諦めかけていたのですが、ネット上の古書店で見付ける事ができました。
20年前に出版された本なのに、古臭い感じは全く無く、むしろ時間が経った事で、著者のものの見方の的確さや独特さが、より鮮やかになっているように思います。
例えば、一方で個人的な体験を元に、佃島や谷中界隈の様子を濃密に語り、もう一方でランドサット衛星が写した写真を示しながら、現在の東京をドライに語っている所などは、まるで虫の視点と鳥の視点の両方を使っているようで、1人の人間がこのように立体的、多元的に物事を考える事ができるのか、と感心しました。
20年前に読んだ方が良かったか、それとも今詠んだ方が良かったかは解りませんが、読書の楽しみと言うものを改めて感じさせてくれた1冊である事は、確かです。
posted by masaaki at 21:02| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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