2021年08月27日

在日米軍 : U.S. Forces Japan

在日米軍

梅林宏道さんが書いた「在日米軍」と言う本を、これは読まなければならない、と思って読んだ。
僕が住む神奈川県には、沖縄県に次いで多くの在日米軍基地が有る。
在日米海軍司令部が有る横須賀海軍基地や、厚木飛行場、在日米陸軍司令部が有るキャンプ座間、相模総合補給廠、横浜ノースドックなどだ。
1977年に横浜市北部で起きた米軍機墜落事故は、僕が住む街で起きても不思議ではなかった。
この本は、在日米軍とはどのようなものなのか、基本的な事を教えてくれる。
一貫して説明されているのは、在日米軍は日米安全保障条約を根拠として存在しているにも関わらず、実態は日本の防衛を主眼とするものではなく、世界的に展開する米軍の一部分でしかない、と言う事だ。
梅林さんの試算によれば、在日米軍の兵力は、その活動範囲を日米安全保障条約に従って極東に限定すれば、1/5に削減出来ると言う。
そしてその実態を許し続けているのが日本政府であり、その政治を続けさせているのは僕達国民と言う事になる。
しかし政治が何も出来なかった訳ではないし、これから幾らでも出来る事は有る。
多くの人に読んで貰いたい。
posted by masaaki at 21:23| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする