
新型コロナウィルスが問題になってから、庭の手入れに熱心な人が増えたようだ。
その1人の僕が前から悩ましいと思っている事に、雑草をどう扱うかと言う問題が有る。
草取りには手間と時間が掛かるけれど除草剤は使いたくないし、何もしなければ庭は荒れてしまう。
その悩み対して、曳地トシさん義治さんの著作「雑草と楽しむ庭づくり」は、共感出来る姿勢を教えてくれた。
彼らは雑草を、他の生き物や土と密接な関係を持ち、生態系を豊かにしてくれる仲間だと考える。
その上で、生えて来る雑草を全てそのままにするのではなく、上手に付き合い、共存しようとする。
本に書かれた多くの雑草の説明を読むと、記述は確かで温かく、自分が雑草を見る時にそれを思い出すと、一緒になって見てくれているように感じられる。