2020年04月30日

100分de名著、善の研究 : Masterpieces by 100 minutes, The reserch of Zen

0509doc20200427124848c.jpg

コロナウィルスの感染が問題になってから家に居る事が多く、本を読む時間は増えている。
先日、半年前にNHKで放送された「100分de名著、善の研究」のテキストを読んでみた。
「善の研究」は西田幾多郎の有名な著作で、講師は若松英輔氏。
まず面白いと思ったのはこの本を読む順序で、初めに巻末の「知と愛」を読み、そこから第4編、第3編、第2編、第1編と逆に読み進める。
知らなければ絶対にしない読み方だけれど、著者自身もこの本の序に、第1編は初めて読む人はこれを略する方が良い、と書いているし、各編の内容はそれぞれ独立していて後の方ほど平易になっているから、理解し易いと言う訳だ。
そもそも書名の「善の研究」は編集者の提案で付けられたもので、元々著者が考えていた書名は「純粋経験と実在」であり、第1編の「実在」と第2編の「純粋経験」を考える事が核となる問題だと言う。
僕が以前にこの本を読んだ時には、随分と不十分な読み方をしてしまったようだ。
posted by masaaki at 21:56| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月17日

コロナウィルス問題と墓地のツツジ : Corona virus problem and azalea in the cemetery

0508IMG_6870.jpg

2か月前には、コロナウィルスの問題がここまで大きくなるとは思わなかった。
今はなるべく一人家に居て、止むを得ず他の人と会う時は距離を取り時間を短くしなければならない。
先週の4月8日は花まつりだったので寺へ行ってみたのだけれど、やはりコロナウィルス対策で甘茶の接待は早仕舞いになっていた。
墓地に人影はまばらで、遠目にも鮮やかに咲くツツジは何処のものかと思ったら、何と我が家の墓のものだった。
今までこんなに綺麗に咲いた記憶は無いけれど、褒めてくれる人に会う事も無かった。
この問題が収まった時、世の中はどうなっているのだろうか。

posted by masaaki at 22:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする