
晴日未消千嶂雪、暖風先放一川花。
今年正月の試筆として書いた14字。
会誌の参考から気持ちに合った語句を選び、字を調べて草稿を作り、墨を磨って半切の紙に書いて行く。
一枚目は上手く書けないけれど、何枚か書いている内に様子が解り、それなりに自分らしいと思えるものが書けた時には、やはり嬉しくなる。
一方で今頼まれて困っているのが、賞状の名前を書くと言う事。
賞が決まってから表彰式までの間に書かなくてはならないので時間が無く、充分な準備が出来ないし、毛筆でなく筆ペンを使う事になってしまう。
頼まれた20枚全てを書くのはとても無理なので他の人にも分担をして貰い、僕は8枚を書けば良い事になったけれど、気が重い。