2016年01月29日

武蔵野美術大学4号館 Musashino Art University No.4 building

武蔵野美術大学4号館

前回に続いて去年の話し。
ヨーロッパから建築家の友人2人が日本に来て、何処を案内したら良いかと考え、僕自身も行きたいと思っていた武蔵野美術大学へ行く事にした。
時間が限られていて全ての建物を見る事は出来なかったけれど、皆の意見が一致して良いと言う事になったのは、芦原義信さんが設計し1964年に完成した4号館だった。
2階に油絵を描く為のアトリエと中庭が市松状に組み合わされて配置され、1階のピロティからそれぞれの中庭へ螺旋階段で出入りする。
図式がそのまま実現したような建物で、現在の目で見ると少し問題も有るのだけれど、硬さや息苦しさは無く、実際にとても上手く使われている。
友人の1人は、建築家の夢だ、と評していた。
posted by masaaki at 15:17| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

日産アートアワード2015 Nissan Art Award 2015

日産アートアワード2015

昨年末、横浜のBankART Studio NYK(バンカートスタジオNYK)で「日産アートアワード2015 ファイナリスト7名による新作展」を見た。
軽い気持ちで行ったのだけれど、とても充実した内容で、中でも石田尚志(いしだたけし)さんの「正方形の窓 2015」は素晴らしかった。
壁に穿たれた窓とそこから射す青い光を描いた絵が少しづつ変化する、6分60秒の映像作品。
夢の中の出来事のようでもあり、遠い記憶を思い出しているようでもあり、また展覧会の絵を次々に見せられているようでもある。
それぞれの瞬間に惹かれながらも次の瞬間に期待し、そもそも他の絵は何故動かないのかと考えてしまいたくなる。
私見では、グランプリアーティストは彼で次点は岩崎貴宏さんだと思ったけれど、公式な結果は別だった。
posted by masaaki at 21:18| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月15日

恭賀新年之禧 Celebration of new year's pleasure

恭賀新年之禧

恭賀新年之禧。
今年の年賀状に書いた6文字。
禧はキと読み日本語では余り使われないけれど、漢語ではシーと読み楽しむと言う意味になる。
書としては、サインペンで書いたので線の色や太さに変化が無く、滲みや掠れも無いけれど、僕が書を書く時に大切にしているものはここに有るはずだ。
だからそれなりに自分の気持ちに合うものになっていて、また自分らしいものになっていると思う。
そうした事は僕にとって、展覧会に出す作品の出来栄えよりも重要なのだ。
年賀状を送ったかたから頂いた幾つかの感想は、どれも嬉しいものだった。

posted by masaaki at 23:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする