2015年08月19日

のうぜんかずら Trumpet creepers

のうぜんかずら

家の庭に、のうぜんかずらの花が咲いている。
まんさくの幹を伝わり、頭より高い所で。
蔓草が伸びると、庭の手入れが出来ていない事を咎められているようでつい、取ってしまいたくなるのだけれど、これだけ鮮やかな花が咲いていればそんな気は起こらない。
その一角だけ南国になったようで一時、暑さが嫌なものではなくなってしまう。
そしてふと、この花を題名にした歌が有った事を思い出す。
でもその歌詞と目の前の花はうまく重ならない。
その歌を歌った人も、僕に教えてくれた人も、今は母になっているらしい。
posted by masaaki at 19:30| Comment(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月13日

魔法の時間、前橋汀子が演奏するバッハ Magical time, Maebashi Teiko plays J.S.Bach

前橋汀子のバッハ無伴奏

先月7月の11日、神奈川県立音楽堂で前橋汀子さんが演奏するバッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータの演奏を聴いた。
お喋りや演出などは一切無く、舞台上で1人、300年前の楽器で300年前の音楽を奏でて行く。
その演奏が、喩えようの無い位に素晴らしい。
今まで僕が聴いた様々な音楽が皆、色褪せてしまうようで、寂しいと言うか、恐ろしい気持ちさえした。
不思議なもので、このソナタとパルティータは、1つの楽器で合奏をするような構成になっていて、かなり不自然な部分が有るのだけれど、その不自然さがまた素晴らしく感じられてしまう。
バッハがそれだけ偉大だったのか、前橋さんが素晴らしいのか、或いは歴史の厚みがそう思わせるのか。
アンコールの演奏は、無くべくして無かった。
posted by masaaki at 00:01| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする