2017年06月27日

あの時、映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を見た人達の中に僕も居た On that day, I was a one of the people saw the movie "The night sky is always most dense blue."

鮮やで印象的な題名は、最果(さいはて)タヒと言う人の詩集から取られたと言う。
今の渋谷や新宿、そして居酒屋や工事現場、病院が舞台になって、登場人物達がそれぞれの世界を生き、交錯する。
有り得なさそうで有りそうな、自分の人生がこうだったかも知れないと思わせてくれる物語。
看護師の美香を演じた石橋静河が特に素晴らしく、途中出て来るアニメーションには賛成出来なかったけれど、忘れられない1本になった。
僕が映画館に行く時は、月に1度位、このような映画を見て、半年に1度位、前に書いた「ゴースト・イン・ザ・シェル」のような映画を見たいと思う。
でもそれが中々難しくて、この映画を上映する館は少なく、見た時も観客は6人だけだった。
映画の公式サイトは下記。
http://www.yozora-movie.com/

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2017年06月02日

「リベラル保守宣言」について About "The declaration of liberal conservatism"

リベラル保守宣言

少し前、中島岳志さんが書いた「リベラル保守宣言」と言う本を読んだ。
以前読んだ幾つかのこの人の文章には共感出来たのだけれど、この本には納得出来ない部分が色々有って、すっきりしなかった。
一番の疑問は保守の対極とされる左翼の位置付けで、「人間の理性によって理想社会を作る事が可能と考える立場」だとして合理主義や設計主義に結び付けるのだけれど、これは少し極端な見方だと思う。
確かに左翼とされる人の多くは理性を重視するけれど、そこまで絶対的に考える人は少なくて、理性は完全ではなくしばしば有効でもないけれど、伝統や慣習のように良く解らないものに比べれば信頼出来るし、納得もし易い、と言うように考える人の方が多いのではないかと思う。
そして僕自身もそのように考えるのだけれど、中島さんから見れば左翼と言う事になるのだろうか。

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2017年04月28日

釜石から来た「まけないぞう」 "Makenaizou" came from Kamaishi

釜石から来た「まけないぞう」達

菩提寺の住職から伺った釜石の不動寺へ家に有ったタオルを送ったら、丁寧な手紙と8頭の「まけないぞう」を頂いた。
「まけないぞう」の活動では、寄付されたタオルを使って被災者がそれを作り、販売した400円程の代金から100円が作り手に渡り、50円が基金として積み立てられ被災地に還元される。
阪神淡路大震災をきっかけに神戸で始まり、東日本大震災の後は東北に広がって、今は岩手県沿岸部を中心に40名程の作り手が居ると言う。
僕の所へ来た8頭は釜石の方達が作って下さったそうだ。
1頭は自分の手元に残し、7頭は可愛がってくれそうな人達に引き取って貰おうと思う。
「まけないぞう」については下記ウェブサイトを参照。
http://www.ngo-kyodo.org/makenaizou/index.html
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2017年04月24日

映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」 The movie "GHOST IN THE SHELL"

映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」パンフレット

映画「ゴースト・イン・ザ・シェル(GHOST IN THE SHELL)」の予告編で見たスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)の少佐がほとんど完璧だったので、映画館へ行く気になった。
1995年に見たアニメーションの「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は傑作で、今でもはっきり覚えている。
それぞれの時代にそれぞれの作品が有って、比べても仕方が無いのだけれど、喩えてみれば、前の映画が良く出来たインスタント食品だとすると、今年の映画はそれをレストランで再現した料理になるだろうか。
追記として、終盤に登場する桃井かおりの演技が素晴らしく、作品に深みを与えているのだけれど、何故かパンフレットにも公式サイトにも彼女の名前が載っていなかった。
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2016年08月08日

近頃の国語辞典 Recent Japanese dictionaries

新選国語辞典第九版

前々回書いたように辞典を買い換えて、国語辞典も新しくなった。
結局今まで使っていたのと同じ小学館の新選国語辞典にしたのだけれど、36年も経っていると色々と改良がされていて面白い。
まず目に付いたのは、アクセントが示されている事。
箸は「[は]し」、橋は「は[し]」のように強く言う[]の部分が赤字で示されていて、端のように強弱が無い場合はそのまま「はし」となっている。
畑が「[は]た」となっているのには少し疑問が有るけれど、旗と機は「は[た]」、端は「はた」は確かにそうだし、はだ寒いは「はださ[む]い」か、などとつい声を出しながらページをめくってしまう。
それにしてもこれをまとめるのは大変な労力だったはずで、3000円と少しでこの辞典を買った事が申し訳無く思えてしまう。

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2016年07月14日

近頃の漢和辞典 Recent Chinese character dictionaries

新選漢和辞典第八版

使っていなかった図書カードで辞典を買う事にした。
同じ出版社で漢和辞典と国語辞典を揃える事にして、まず漢和辞典を選ぶ事から始めた。
前に買ったのは36年前だから、事情は大分変わっている。
インターネットが普及して辞典を使う人が少なくなったのだろうか、何年も改定されていないものが多い。
実物を見ようと思っても、小さな本屋には置いていないか、学習参考書の棚に薄いものが有るだけ。
そう言うものは収録字数が少ないし、内容も寂しい。
例えば「廷」の解字を見ると、「形声、廴が形を表し、壬が音を示す。」位で終わっているものも有る。
でもせっかく買うなら、続けて「廴は足あとを長く引くこと。壬は、人が直立している形を示す。廷は、宮中の外の庭で役人が政治上の仕事に当たっている状態を表す。一説に、云々」と言うように続いて欲しい。
最後に候補として残ったのは小学館と旺文社のもので、結局今まで使っていたのと同じ小学館のものにした。
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2016年04月21日

3月9日の熊本城 Kumamoto castle on March 9th

2016年3月9日熊本城天守閣

先月3月に熊本を訪れていた。
熊本市内から車で阿蘇へ行き、その後空港へ行った時に、今回の地震で崩落した阿蘇大橋を2度通ったはずだ。
その時自分が無事だったのは運が良かったからに過ぎないし、日本で暮らす限り地震に遭う事は避けられないのだと改めて思う。
画像として載せたのは、3月9日に撮った熊本城天守閣の外観。
1877年の西南戦争で焼失し1960年に復元された建物だったけれど、地震の被害を象徴的に現わすものになってしまった。
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2015年12月09日

日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか Why Japan can't stop the base and the nuclear power plant

日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか

今年、安全保障関連法案を巡る騒ぎの中で読んだ矢部宏治氏の著作「日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか」は、一方で目を開かせてくれるように興味深く、また一方で苦々しいものだった。
大きな問題になっている米軍基地と原発が有り続ける理由を、第二次大戦後の占領時から続くアメリカの政策とそれに応える日本の体制から説明していて、とても説得力が有る。
今までの自分を振り返えると、アメリカは終戦を境に敵から占領者、そして教師、支援者に変わり、日本はそれに従う事で国際社会に復帰し、繁栄を手にしたと言う「常識」を鵜呑みにして、考える事をやめ、目をつぶって来たのかも知れないと思う。
そしてその状態は、自分の事だけを考えれば、居心地が悪くないものだった。
しかし沖縄や福島の多くの人達にとっては全くそうではなく、これからの自分にとってもそうであり続ける保証は無いだろう。
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2015年10月22日

教養としての聖書 To read the Bible as culture

教養としての聖書

以前、キリスト教徒でなくても一度は読んでおくべきだと思って新共同訳の聖書を通読したけれど、ただ読んだだけでは解らない事が多過ぎて、特に旧約の部分はその世界に親しんだと言う以上の意味は無いようにさえ思えた。
最近になって読んだ橋爪大三郎著「教養としての聖書」は、聖書の中から6書を取り上げ、授業を模した対話形式で話しが進められていて、解り易くまた得られるものが多かった。
例えば、少しは解ったつもりになっていた新約の部分について、多くの書簡を書いたパウロが実際にはイエスに会った事が無く、他の人が書いた福音書も読んでいなかった事や、福音書と書簡、黙示録を書いたヨハネがそれぞれ別人である事など、この本を読むまでは考えてもみなかった。
時間を作って、新約聖書だけでももう一度読んでみたいと思う。
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2015年07月18日

今週、衆議院で In this week, at the House of Representatives

今週の衆議院で、所謂安全保障関連法案が可決された。
僕は可決されるべきでなかったと思う。
ただ去年の衆議院選挙の結果からすれば、こうした事態は充分に予想されるものだった。
感情的には、その時今の与党に属する候補に投票した人達に対して、何故そうした投票をしたのですか、今更騒いでも遅いですよ、と言いたい。
しかし自分が投票していない候補者が議員になったとしても、その人達が成立させた法律には従わなければならいのが今の社会の仕組みなのだから、一旦はこの事実を受け入れざるを得ないと思う。
次の選挙では違う結果を出して、手遅れになるような事が起こらないようにしたい。
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2014年09月01日

怪しい彼女(수상한그녀) Curious her

怪しい彼女

先週末、「怪しい彼女」と言う韓国映画を見た。
映画館でこれ程笑い、泣いたのは久し振り。
70歳のお婆さんマルスンが突然20歳の娘ドゥリになってしまうと言う突飛な設定なのだけれど、始めから終わりまで飽きさせない。
考えてみれば、現実に生きる若い人にとっても、親が辿った時間は付いて回る訳だし、やがて老いて行く運命が有るのだから、ドゥリの体験は他人事ではないはずだ。
僕の年齢がマルスンとドゥリの中間位なので、そのように考えてしまうのかも知れないけれど。
監督はファン・ドンヒョク、ドゥリ役はシム・ウンギョン、マルスン役はナ・ムニ。
シム・ウンギョンは溌剌として魅力的で、音楽も良い。

映画「怪しい彼女」公式サイト
http://ayakano-movie.com/
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2014年07月22日

「男たちの旅路」再見 The reviw of "Otokotachi no Tabiji"

書き損ねていた事をもう一つ。
今年の1月から3月に掛けて、NHK衛星放送で「男たちの旅路」と言うドラマが再放送されていた。
1976年に放送されていた時に毎回見ていたので、とても懐かしかったし、改めて見て気付く事も多かった。
例えば、登場人物の暮らし。
鶴田浩二が演じる吉岡指令補の部屋は、アパートの狭い1室で、家具らしきものはほとんど無く、電話器やテレビも見当たらない。
その暮らしぶりは豊かではないけれど、爽やかで潔い。
そして第3部の最終回で彼がこの部屋を去ると、後には何も残らない。
物が少ない分、人間の存在が確かになっているようで、羨ましい感じがした。

NHKオンデマンド 土曜ドラマ 山田太一シリーズ 男たちの旅路
https://www.nhk-ondemand.jp/program/P201200103400000/
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2014年06月19日

戦後史の正体 True meanings of the history after World War 2nd

戦後史の正体

書き損ねていた事をもう一つ。
去年読んだ本の中で最も興味深かったのは、孫崎享著「戦後史の正体」。
第二次世界大戦以降の日本の政治を、アメリカ合衆国との関係から説明したものだ。
僕自身は戦争や占領の時代を経験していないけれど、戦後のアメリカは日本の復興と繁栄に協力してくれて、功罪で言えば功の方が大きいと漠然と思っていた。
しかしこの本によれば、アメリカは常に自国の為に日本を利用しようとし、日本の政治家や政府にはそれに悩まされ続けたと言う事になる。
書かれた内容には説得力が有って、今までの僕の考えはお人好しの思い込みでしかなかったと思えてしまう。
最後まで夢中で読み、読みながらつらい思いをした本だった。
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2014年05月12日

ミトン mitten

ミトンポストカード

連休中に見たもう一つの映画「ミトン」。
1967年にソ連で作られた人形アニメーションで、少女アーニャが子犬のミトンに出会う、小さな物語。
台詞や字幕は一切無く、静かでチャーミングな音楽だけが流れる。
人形のどれもが実に良く出来ていて、穏やかな表情はほとんど変わらないのだけれど、繊細な心の動きがはっきりと伝わる。
子供でも大人でも、またどこの国の人でも、素直にその世界に入って行って、それぞれの気持ちで受け止める事が出来ると思う。
チャップリンの短編映画のように、何度でも見たくなる傑作だ。

追記:《『ミトン』+『こねこのミーシャ』》|予告編・動画@ぴあ映画生活http://cinema.pia.co.jp/trailer/163603/
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2014年05月05日

そこのみにて光輝く It shines only there

そこのみにて光輝く

連休中に見た映画「そこのみにて光輝く」。
舞台は夏の函館。
主人公の達夫(綾野剛)はパチンコ屋で託児(菅田将睴)と知り合い、訪ねた海辺のバラックでその姉、千夏(池脇千鶴)と出会う。
僕にとっては、季節と街の組み合わせからして実感に乏しく、話しの展開も遠い異国の物語のようなのだけれど、3人の演技が素晴らしく、段々とその世界に引き込まれた。
そして見終わった時には、まさに夏の函館でしか有り得なかった出来事のように記憶に刻まれる事になった。
呉美保監督は1977年生まれで、「ゆれる」の西川美和監督と同世代。
これからの作品にも期待したい。
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2014年04月25日

みんなであそぼう Let's play games with everyone

みんなであそぼう

ここ1年、書き逃した事が大分有るので、今から少し書いておこうと思う。
「みんなであそぼう」と言うのは、僕の昔からの友人で恩人でもある「どかさん」こと石井英行さんが書いた本の題名。
彼が子供達やキャンプのリーダー達と一緒に考え、遊んだ24のゲームが紹介されている。
僕自身、一緒に何度もキャンプに行ったのに、知らないゲームがたくさん有って驚いたけれど、24と言うのは相当に絞った結果だそうだ。
子供向けと言う体裁ではあるけれど、大人が読んでも面白い。
そして多くの人達がこれ等のゲームをやってみて、改良し、発展させて、新しいゲームを考えて遊ぶようになるのが、どかさんの願いなのだと思う。
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2013年08月02日

例えば、手帳を選ぶ時 For example, when choosing a notebook

過去に使った手帳

「こだわりのひと品」と言うテーマで建築家仲間がそれぞれ文章を書く事になって、順番が回って来た。
あまり良い感じがしないテーマだけれど、周りの人達から僕を見ると、こだわっている事が多いと思うかも知れない。
例えば、手帳を選ぶ時。
年末になって次の年の手帳を買う時には、いつも手間取ってしまう。
わざわざ出掛けた店で何時間も売り場をうろうろし、一旦買うと決めた物を棚に戻し、やっと買ったと思ったらまた後悔し、別の物に買い換えたり2冊目を買ったりする破目になる事も有る。
何か一つに決めてしまえば楽なのだけれど、使ってみて完璧と言う事はやはり無いし、もっと良い物が有るような気がして、結局また探してしまう。
そして最近では、毎年違う手帳を使う事を自分なりの方針にしている。
一つの物にとらわれている訳ではないのだけれど、一つの考えにとらわれているのだとすれば、やはりこだわっている事になるのだろうか。

元になった文章は以下のarea045ウェブサイトに掲載。
http://www.area045.com/mutter/254.html
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2013年06月28日

井上ひさし展 The exhibition of Hisashi Inoue

井上ひさし展

少し前、神奈川近代文学館で井上ひさし展が開かれていたので見に行った。
この文学館には地味な印象を持っていたけれど、今度の展示はとても充実していて、来館者が多く華やかだった。
井上ひさしさんからは、小説だけでなくテレビや映画、新聞を通してたくさんの影響を受けたと思う。
幼い頃にはNHKで放映された「ひょこりひょうたん島」を毎回熱心に見ていたらしくて、歌だけは何となく覚えている。
、、、苦しい事も有るだろさ、悲しい事も有るだろさ、だけど僕らは挫けない、泣くのは嫌だ、笑っちゃおう、、、、
今口ずさんでみると、何故か歌詞とは逆に泣きたいような気分になってしまう。
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2012年08月02日

村上龍の新聞連載小説

近頃は新聞を取っている人が少なくなり、連載小説まで読んでいる人はさらに少ないようですが、私はつまらないと思わない限り、読むようにしています。
最近一番面白かったのは、神奈川新聞に7月8日まで連載されていた、村上龍の「55歳からのハローライフ」。
年齢が50台後半の様々な人物を主人公とした物語りが続く形式で、紅茶や緑茶、水などの飲み物が、それ等を結び付ける題材として登場します。
私自身の年齢はもう少し、あるいはかなり、下なのですが、登場人物の心の動きは痛みを伴う程、切実に感じられました。
また加工された写真による挿し絵が、著者本人によるものである事も、好ましいと思いました。

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2012年07月10日

30数年振りの猫

我輩は猫である

自宅の書棚で埃を被っていた、「我輩は猫である」の上下巻。
小学生の時に読み掛けたまま放っておいたのを、最近になって読み返しました。
やはり普通の子供が面白がるような話しではなく、主人の苦沙弥(くしゃみ)先生位の年齢になってから読むのが良いようで、楽しい読書体験になりました。
しかし、我輩である猫が主人の死を語り、自覚をしながら死んで行くと言う結末は、予想外のものでした。
その少し前に「のんきとみえるひとびとも、心のそこをたたいてみると、どこか悲しい音がする」と書かれているのは、漱石の本音がつい現われてしまったのかな、などと想像してしまいます。
posted by masaaki at 20:14| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする