2016年11月16日

ドイツから届いたデンマークの音楽 The Danish music from Germany

Wood Works

ドイツの友人から、デニッシュカルテット(The Danish Quartet)のウッドワークス(Wood Works)と言うCDの贈りものが届いた。
音楽の好みは人それぞれで贈りものにするのは難しいけれど、これは僕の気持ちにぴったり合ってお気に入りの1枚になった。
バイオリン2本とビオラ、チェロの弦楽四重奏で、ヨーロッパの民族音楽を題材にした13曲が納められている。
演奏する彼等にとって弦楽四重奏は音楽の乗り物で、民族音楽は所有できるものではないから借りて来たら返さなければならないと言う。
謙虚でありながら意欲的な姿勢はそのまま演奏に現われて、居心地が良く新鮮な音楽になっている。
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2016年08月30日

モーツァルトのオルガン曲 The music for organs by W.A.Mozart

先月の7月22日、神奈川県民ホールの小ホールでオルガンのコンサートを聴いた。
小清水桃子さんと言う若い人の演奏で、J.S.バッハの「フーガ ト短調」から20世紀の作曲家L.ヴィエルヌによる小品まで、バラエティに富んだ4曲を楽しめた。
一番印象に残ったのはW.A.モーツァルトの「自動オルガンのためのアダージョとアレグロ ヘ短調」と言う曲。
初めて聴いた曲だったけれど、一つの旋律から唐突に別の旋律へ移りながら破綻はせずに美しく、如何にもモーツァルトと思わされるような魅力に溢れていた。
小清水さんの説明によれば、モーツァルトはオルガンを大好きだったのに、時代の状況からそのための曲の依頼は全く無く、亡くなる少し前に作曲した3つの自動オルガンのための作品が有るだけだそうだ。
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2015年11月03日

丈青、スパイラルの音 Josei, the sound of Spiral

I See You While Playing The Piano

南青山に有るスパイラルは1985年に完成し、それを設計した槇事務所に僕が就職したいと思うきっかけになった建物だ。
最近、そこに有るスパイラルレコーズから出ている丈青と言う人のCD、"I See You While Playing The Piano"(アイ シー ユー ホワイル プレイイング ザ ピアノ)を聴いて、久し振りに心を奪われる程の新鮮な音、音楽に出会ったと感じた。
12曲の内オリジナルは5曲で、それ等がとても瑞々しく、気品と活気の両方に満ちている。
残りの7曲にはマイルスデイビスやジョンコルトレーンなどのジャズと山田耕作の赤とんぼを入れ、オリジナル曲と違和感無く弾き切っている。
自分の周りに有るものを受け入れ、その上で新しい世界を作ると言う事が見事に出来ていて、スパイラルの名に相応しい音楽になっていると思う。
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2015年08月13日

魔法の時間、前橋汀子が演奏するバッハ Magical time, Maebashi Teiko plays J.S.Bach

前橋汀子のバッハ無伴奏

先月7月の11日、神奈川県立音楽堂で前橋汀子さんが演奏するバッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータの演奏を聴いた。
お喋りや演出などは一切無く、舞台上で1人、300年前の楽器で300年前の音楽を奏でて行く。
その演奏が、喩えようの無い位に素晴らしい。
今まで僕が聴いた様々な音楽が皆、色褪せてしまうようで、寂しいと言うか、恐ろしい気持ちさえした。
不思議なもので、このソナタとパルティータは、1つの楽器で合奏をするような構成になっていて、かなり不自然な部分が有るのだけれど、その不自然さがまた素晴らしく感じられてしまう。
バッハがそれだけ偉大だったのか、前橋さんが素晴らしいのか、或いは歴史の厚みがそう思わせるのか。
アンコールの演奏は、無くべくして無かった。
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2015年06月25日

朴蔡姫の音 The sounds of Park Kyuhee

El Ultimo Tremolo

ギターは子供の頃身近に感じられる楽器だったけれど、大人になってからは却って聴く機会が少なくなったような気がする。
去年買った朴蔡姫(パクキュヒ)さんの"El Ultimo Tremolo(最後のトレモロ)"と言うCDを聴いた時、ギターの音がこんなにも表情豊かで心に迫るものなのかと、目が覚めるような思いをした。
ある曲では踊るように華麗で鮮やかな音、ある曲では子守唄のように優しく切ない音。
それぞれがくっきりと表情を持ち、一つの音の中に音楽が有ると感じられる。
どんなに情熱的でエネルギッシュな人かと想像してしまうけれど、意外と引っ込み思案で練習の虫のような人かも知れない。
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2015年05月09日

静岡で買ったボビーハッチャーソンのCD Bobby Hutcherson's CD bought in Shizuoka

Happenings

出掛けた先で少し時間が出来ると、街のCDショップや本屋へ立ち寄ってみたくなる。
先日行った静岡のサウンドキッチンと言う店は、僕が知らないジャズのCDばかりが目立つ所に並んでいて、売れ筋のはずのビルエバンスのものは棚に1枚有るだけだった。
こう言うアンバランスには店の人の主張が感じられて楽しい。
そこでジャケット買いしたのが、ボビーハッチャーソン(Bobby Hutcherson)の「ハプニングス」(Happenings)と言うCD。
家に帰って聴いてみると、期待以上に良いものだった。
僕が生まれた年の古い録音だけれど、活き活きとした演奏で音も良く、ハービーハンコックのサポートぶりにも好感を持てる。
ビブラフォンが主役となるCDを余り持っていなかったので、余計に嬉しくなった。
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2014年07月01日

akikoのジャズ akiko's jazz

Little Miss Jazz and Jive Goes Around the World

最近良く聴いているCDが、akikoと言う人の「Little Miss Jazz and Jive Goes Around the World!」。
2005年に出たもので、買った時にはうるさい感じがしてあまり聴く気にならなかったのだけれど、以前(2013年4月19日)に書いた八代亜紀のCDを聴いていて、同じ小西康陽氏がプロデュースしたジャズボーカルのCDが有った事を思い出した。
あっけらかんとした楽しい音楽で、日本らしいジャズと言うものが有るとしたら、こうしたものもその一つになるのかなと思う。
でも本人は全くそんな事を考えていそうにないから、日本語で聴かせて欲しいと言う僕の希望は適わないだろう。
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2014年04月15日

平井千絵 モーツァルトスピ−クス The concert "Mozart Speaks" by Hirai Chie

平井千絵 モーツァルトスピ−クス

4月13日、東京文化会館小ホールで平井千絵さんのコンサート、「モーツァルトスピ−クス」を聴いた。
W.A.モーツァルトの音楽を彼が生きていた時代の楽器であるフォルテピアノで演奏すると言うもの。
彼女の演奏を実際に聴くのは3回目、ここで書くのも3回目になる。
今回はきらきら星変奏曲、トルコ行進曲と言った有名な曲に加えて、ハープやヴァイオリンとの協演が有り、それ等の楽器もまたフォルテピアノに合わせて古い形を意識したものになっていた。
会場が、僕が好きな建物の一部である事を含め、とても良い演奏会だった。
ただ前半最後のピアノソナタ第14番は少し取り付き難い所が有って、買って帰ったCDでもう一度同じ曲を聴いた時の方が、その世界に入れるように感じた。
僕が普段、CDやラジオでしか音楽と接していないせいかも知れない。
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2013年11月14日

文化の日に神奈川フィルを聴く Hearing the sounds of Kanagawa philharmonic orchestra on Culture day

文化の日に県民ホールで開かれた神奈川文化賞スポーツ賞贈呈式に行って、金聖響(きむせいきょう、キムソンヒャン)さんが指揮する神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴かせて貰った。
曲はチャイコフスキーのロココの主題による変奏曲と、ドヴォルザークの交響曲第8番。
偉そうな事は言えないけれど、チェロを独奏した門脇大樹さんを含め、清々しく好感を持てる演奏だった。
そして改めて、地元にプロのオーケストラが有る事は素晴らしい感じた。
東京に有るオーケストラと比べる人も居るだろうけれど、野球やサッカーのようなプロスポーツとは違って、実力や成果ばかりを問う必要は無いだろう。
是非こらからも活動を続けて欲しいし、僕自身もなるべく演奏会に足を運んでみようと思う。
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2013年04月19日

八代亜紀が歌うジャズ The Jazz sung by Yashiro Aki

夜のアルバム
八代亜紀が好きでジャズが好きだからと言って、八代亜紀が歌うジャズを好きになるとは限らない。
だからこのCDを買うかどうか迷ったのだけれど、最近はキースジャレットやパットメセニーより良く聴いている。
子供の頃を思い出すと、家にはステレオもラジカセもウォークマンも無く、音楽と言えばテレビから流れて来る歌謡曲位しか無かった。
その中で彼女は随分と輝いていたように思う。
レコードデビューをする前は、ジャズやポップスを好んで歌っていたらしいけれど、ずっとジャズばかり歌うよりも良い結果を生んだような気がする。

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2012年05月26日

SONGS長谷川きよし

最近はテレビで音楽を聴くと言う事が少ないのですが、土曜日の夜にNHKで放送されているSONGS(ソングズ)と言う番組は時々見ています。
先々週に登場していたのは長谷川きよしと言う人。
申し訳無い事にそれまで全く知らなかったのですが、こう言う音楽が日本に有ったのかと感心する位、すばらしいものでした。
特にデビュー曲である「別れのサンバ」は、独特の魅力に溢れていて、今でも耳の奥に残っているような気がします。
この曲が世に出た1969年は、ちょうど私が生まれた頃なので、それが時代の状況や雰囲気とどのように関わっていたのか、気になります。
蛇足ですが、続けて東京カワイイTV(ティーヴィー)と言う番組が始まると雰囲気が一変し、髪型を猫の耳のようにした女の子達が大勢出て来て、不思議な気分になりました。
長谷川きよしさん自身のサイトが有るので、アドレスを記しておきます。
http://www.kiyoshi-hasegawa.net/
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2011年12月24日

坂本龍一音楽の学校

先週12月17日までNHK教育テレビで放送されていた「スコラ、坂本龍一音楽の学校」と言う番組を、毎回ではないですが、見ていました。
子供の頃、坂本さんは怖い人だと言う印象を持っていたのですが、この番組では優しくて物解りの良い紳士になっていて、易しく説明をしてくれていました。
内容は、去年2010年のJ.S.バッハから始まって、ジャズ、ドビュッシーを経て日本のロックまで。
そこから古典派を引いてボサノヴァを足せば、私が普段聞いている音楽はほとんどカバーされてしまう感じです。
音楽の好みはその人の性格や考え方までを表わしているように思っていましたが、案外それは時代の枠組みに納まり、その一面を反映しているだけなのかも知れません。
そして坂本さんのように成功する音楽家は、そうしたものを広く的確に捉えているのだろうと思います。
番組のサイトを記しておきます。
http://www.nhk.or.jp/schola/
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2011年05月19日

ピーター・バラカンに薦められたノラ・ジョーンズ

Come Away With Me

平日の朝は、インターFMの「バラカン・モーニング」と言う番組をよく聴きます。
ピーター・バラカン(Peter Barakan)さんが、お薦めの音楽を解説付きで掛けてくれて、私が好むような音楽と、馴染みが無かった音楽の両方を楽しむ事ができるのです。
ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の曲を紹介した時、彼は、同じ人の曲ばかり掛けると言われるかも知れないけれど、好きなのだからしょうがない、と言っていました。
それをきっかけに少し前、彼女のデビューアルバム「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」(Come Away With Me)のCDを買いました。
情緒深いけれど、流されてはいなくて、力強いけれど、重苦しくはない、絶妙のバランス。
そしてまた、このアルバムがブルーノートレーベルから出ている、と言う所が面白いと思います。
何度聴いても飽きなくて、自分が好きな人にも薦めたくなる1枚です。
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2011年04月20日

Keith Jarrettは私にとって音楽における一つの希望なのですけれど

Facing You

年代が近く仕事も近い友人達と話しをしていたら、音楽の趣味も近かった、と言うのは良く有る事ですが、当然ながら、そうでない事もまた有ります。
先日何人かで話しをしていて、ジャズは良い、マイルス・デイビスは良い、と言う所までは意見が一致していたのですが、キース・ジャレット(Keith Jarrett)が良いと言ったのは、私だけでした。
どうやら友人達は彼の音楽に、叙情的な甘さや軽薄さのようなものを感じてしまっているようでした。
でも私にとって彼は、少し大袈裟なのですが、音楽における一つの希望、なのです。
ジャズにしてもクラシックにしても、どんなに良いと思っても、どこか自分とは切れている、違う世界のものだと感じてしまう音楽が有る一方で、確かに自分と繋がっていると感じられる音楽もまた有って、彼の音楽は、まさにそのようなものとして感じられます。
その中にはマイルスもバッハも、またゴスペルやフォークも同時に存在していて、そうした多様さが、自分達の時代の音楽、と言うより時代そのもののように感じられるのでしょう。
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2011年01月18日

マイルス・デイビスの1枚


Someday My Prince Will Come

近頃私が一番良く聴く音楽はジャズで、その中心はやはり、マイルス・デイビス(Miles Davis)だろうと思います。
中でも好きなアルバムは、プレスティッジ・レーベルに残された「クッキン」(Cookin’)から「スティーミン」(Steamin’)までの4枚。
でももし、マイルスに馴染みが無い人に勧めるとしたら、それ等より少し後の「サムデイ・マイプリンス・ウィルカム」(Someday My Prnce Will Come)が良いと思っています。
新しい音楽を追い求めるクリエイターとしての彼と、心に響くメロディーを奏でるプレイヤーとしての彼の良さの両方がバランス良く盛り込まれていて、どの曲も完成度が高く、何度聴いても惹きつけらてしまいます。
またここで聴き逃せないのは、タイトル曲でのジョン・コルトレーンのアドリブソロ。
一瞬はっとする程周りとは違う雰囲気で始まって、まるで父親が家族の為に演奏しているような情感に満ちた熱演が続くのですが、それが時間や場所を超えて、今の私の心を揺さぶるのです。
そしてその演奏を素直に受け取る事ができるのは、曲全体をマイルスがコントロールしていたからなのだと思います。
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2010年11月26日

過去の風景と結び付く音楽


Uneversal Syncopations

CDやラジオで音楽を聴いていると、自然とある風景を思い出してしまう事が有ります。
Miroslav Vitous(ミロスラフ・ビトウス)がリーダーとなっているUneversal Syncopations(ユニバーサル・シンコペーションズ)と言うアルバムもそうした例の一つで、これを聴く度に、昔富山に住んでいた頃に見た静かな海と曇った空が、目の前に広がるような気がするのです。
このCDを買ったのは2004年で、富山に住んでいたのはそれより5、6年前ですから、実際にはこの音楽を聴きながらその風景を見たはずは無いのですが、頭の中にはきっと、意識していない結び付きができているのでしょう。
画像に載せたジャケットの絵も、一つのきっかけになっているかも知れません。
この事自体は個人的な体験でしかない訳ですが、彼等が作った音楽に、そうした空想を呼び覚ますような大きさと深さが有る、と言う事は、見逃せないように思います。
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2010年08月31日

KAMOMEノEQ


NOW&THEN

先週末、友人に誘われて横浜のライブハウス”KAMOME”へ行き、”EQ”と言うバンドの演奏を聴きました。
サックス、ピアノ、ベース、ドラムの4人が対等で、全曲オリジナルのストレートなジャズ、と言う所にまず感心。
そして演奏が始まった瞬間、これは良い音楽だ、来て良かった、と思いました。
その音を説明する適当な言葉が思い浮かばないのですが、柄にも無くお酒に喩えると、辛口だけどこくが有り、しっかりした味、と言う感じです。
ちょっと大袈裟ですが、こう言う良い形のジャズが日本に有るのだ、と外国の友人に自慢したくなりました。
曲の合間のお喋りも4人が交代でされていて、なかなか楽しかったのですが、活動を続ける事、特にCDを作る事には相当困難が有るようで、何だか身に詰まされてしまいました。
私が幾ら良いと思っても、それが社会に広く受け入れられるとは限らない、と言う事が、ここでも当て嵌まってしまうようです。
”EQ”関連サイトのアドレスは、以下です。
http://www.alteredmusic.co.jp/eq_top.html

(追記)
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2010年04月10日

I’m not in love


imagination

2月13日の文章で、ジャズやボサノヴァを聴く時には、詞の意味まではあまり気にしない、などと書いてしまったのですが、少し反省して、洋楽で印象的な歌詞にどのようなものが有るか、考えてみました。
1つこれかな、と思うのは、1970年代にヒットした10ccの”I'm not in love”(アイムナットインラブ)です。
初めてこの曲をきちんと聴いた時、恋しているのに素直にはその気持ちを表わせない、と言う切ない思いが痛い程感じられて、洋楽にもこんなに繊細な歌詞が有るんだ、と素直に感心したものでした。
ところが、その時の曲が10ccのオリジナルではなくて、Deni Hines(デニ・ハインズ)と言う女性が歌うカバー曲だったので、その後ずっと、この詞は女性の気持ちを現わしている、と思い込んでいたのです。
後でオリジナル曲が入った10ccのCDを買うと、歌っているのは男性ですし、訳された詞も男性の言葉になっているのですが、初めの印象と言うのはなかなか拭い去れないようで、今でもこの曲を聴くと、女性の事のように思えてしまいます。
そんな事を考えながら、詞の一節を自分なりに訳してみました。

I keep your picture upon the wall / 壁にあなたの写真を貼ってあるのは
It hides a nasty stain that's lying there / そこに有る汚い染みを隠したいだけ
So don't you ask me to give it back / だから返してくれなんて、言わないで
I know you know it doesn't mean that much to me / ただそれだけなんだから、解るでしょう
I'm not in love, no-no / 恋してる訳じゃない、絶対に
(written by Eric Stewart)
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2010年02月13日

月の歌声


月の歌声カバー

ある人からもらったCDは、安藤裕子のベスト盤でした。
最近の音楽に疎い私にとっては、こうした機会が無ければ彼女の名前も知らないままだったでしょう。
それ以来結構気に入って、繰り返し聴いています。
特に詞の世界に惹かれる、と言う事が自分にとっては新鮮でした。
普段は自分が生まれた頃のジャズやボサノヴァを聴く事が多くて、ヴォーカルが有ったとしても詞の意味まではあまり気にしていなかったのです。
彼女は私より一回りも年下なのですが、同じ時代に同じような場所で暮らしている1人の女性がこんな風に感じたり考えたりしているのかと思うと、胸が切なくなるようでした。
そしてその詞を運ぶ曲はとてもバラエティに富んでいて、まるで普段見ている都市の風景、それも建物や道路ではなくて、その前を通り過ぎるたくさんの人達のようだと思いました。
気が付かなければそのままにしてしまいそうなのに、気が付けばその魅力に惹き込まれる、月のような音楽です。
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2009年12月05日

Cotton Club、古里あゆ、The Gift


Part of Mine

富山ではCotton Club(コットンクラブ)と言うお店にも行きました。
映画になったニューヨークの同名クラブとは違って、気さくにジャズのライブ演奏を楽しめる所です。
その日出演されていた古里あゆさんは、私が住んでいた頃から富山で活躍されていた女性ボーカルで、その歌声を聴く事ができたのは思い掛けない幸運でした。
またその日歌われた中には”The Gift(Recado Bossa Nova)”(ザギフトまたはレカードボサノヴァ)と言う曲が有ったのですが、これは子供の頃にテレビコマーシャルで聴いて忘れられなくなってしまった、思い出深い曲です。
ずっと後になってそれを歌っていたのがEydie Gorme(イーディゴーメ)と言う人だと解ったのですが、この日ばかりは、古里あゆさんの歌の方が気持ちに合っていたようです。
演奏が終わった後、ご本人から11月にできたばかりのCDを譲って頂いて、良いおみやげになりました。
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