2009年06月05日

宮脇昭さんと鎮守の森


鎮守の森

新潮文庫で出ている「鎮守の森」。
著者の宮脇昭さんは地元横浜国立大学の先生だったと言う事もあって、以前から気になる存在でした。
最近は環境に良いとかエコロジカルとか言う言葉があまりにも蔓延してしまって、あまのじゃくな私などはかえっていろいろな事に懐疑的になってしまうのですが、この人はそうした流れが目立つようになるずっと前から地道に日本の植生に取り組んで来られたのです。
積み重ねた体験無しには書けないであろう文章にはやはり相当の重みが有って、自分が今まで持っていた木や森についてのイメージや知識はあまりにも表面的なものだったと言う事に気付かされました。
横浜国立大学のキャンパスに行くと、異様に感じられる程密度の濃い常緑樹の林を見る事ができますが、それはこの方の理論に従って植えられた木が育ったものだと聞いています。
posted by masaaki at 12:07| Comment(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

文京区で一番大きな木


本郷1丁目の楠1か月程前の事になりますが、協力事務所との打ち合わせで東京の本郷に行ったところ、大きな楠の木に出会いました。
高さは横に有る建物の7階位まで有るので、二十数メートルと言ったところでしょうか。
前の標識には「文京区内で一番大きな樹木です」と書いてありました。
本当に一番?などとは聞きたくなくなる程見事です。
何でも協力事務所がこの場所に移転して来た理由の一つがこの木だとか。
楠は大木になり易いようで、私が以前勤めていた代官山の事務所の近くにも大きな木が何本か有りましたが、ここまでのものは見た事が有りません。
ただ心細い事に、周りにはそれ以上に高い建物が並んでいて、電線が張り巡らされ、足元には申し訳程度の緑地しか有りませんでした。
取り残された孤高の大木、と言った感じです。
この木が元気なうちは良いですが、跡継ぎはおそらくいないのでしょう。
長生きして欲しいと思います。
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2008年04月04日

桜まだ


桜近影地方気象台による桜の開花宣言から12日経ちました。
事務所の近くではまだまだ咲いています。
先に梅の事を褒めましたが、桜が嫌いと言う訳ではありません。
ただ花見と称して行われる宴会は、どうも苦手です。
自分がと言うだけでなく、他人が興じているのを見ても、あまり良い気分がしません。
一人で大きな木を見上げている方が好きです。
協調性が無いのでしょうか。
ベルリンにいる友人からのEメールには、ドイツ統一のお祝いに日本から贈られた桜の事が書かれていました。
今ちょうど満開だそうですが、日本のような花見は無いのでしょう。
以下のサイトでその桜を見る事ができます。
http://www.stadtentwicklung.berlin.de/umwelt/stadtgruen/stadtbaeume/
写真は横浜市内で撮った桜の花です。

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2008年03月24日

梅が散る


散りかけの紅梅一度梅の事を書こうと思っていたのですが、既にその花は散る時期になり、桜の季節が近付いてしまいました。
それでも自宅の庭に有る梅の木には、写真のようにまだ花が残っています。
日向きのせいかこの辺の他の木より遅く、2月下旬から咲き始めて、もう1ヶ月位咲き続けています。
梅の木も、前に書いたさざんかのように、私に近い建築家達にはあまり人気が無いようです。
園芸的な木で、和風あるいは中国風と言う印象を与える事が一つの理由なのでしょう。
ただし松竹梅と言う事で言うと、松は同じような理由から避けられるようなのですが、竹は逆に人気が有るようなので、結局は好みの違いでしかないのかもしれません。
そうした事は別にして、梅はなかなか優れた木だといつも思います。
花の時期が長いだけでなく、香りも良く、白梅は実も楽しめます。
また風や雪に強く、虫が付き難く、剪定にも良く耐えるので、扱い易い木でもあります。
これで紅葉が楽しめれば完璧ですが、それではかえって興が無いと言うものでしょう。
また園芸的と言う事は、別の言い方をすると、人の温かさを感じさせると言う事でもあります。
以前山道を歩いていたら、梅の花が咲いている人家に突然行き当たって、何とも言えず暖かい気持ちになった事が有りました。
あるいはその思い出は、夢か映画の中の1シーンだったかもしれません。
現実に戻って、まだ咲いている梅の木に感謝する事にしましょう。

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posted by masaaki at 19:05| Comment(1) | TrackBack(1) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

さざんか


さざんか何日か前の朝に事務所へ来る途中、白いさざんかの花に目がとまりました。
この辺りでは庭にさざんかの木を植えている家が多く、今の季節はあちらこちらで花を見る事ができます。
ところでさざんかやその仲間のつばきは、常緑で葉が厚く、全体として重たい印象が有るせいか、私の知人や友人の建築家達にはあまり人気が無いようです。
見え方の他にも、毛虫の害が気になるとか、つばきは花の落ち方が嫌だとか言う事も有るのでしょう。
しかしさざんかもつばきも長く親しまれた木で、この辺りの気候にも合っているらしく、風景に良く馴染んでいるように感じられます。
両方を比べると、やはりつばきの方が園芸的で華やかな雰囲気が有り、花だけでなく葉も幹も綺麗なものが多いですが、さざんかの少し涼やかであっさりとした表情にも捨てがたいものが有ります。
私としては、どちらもおすすめしたい木の一つです。

posted by masaaki at 19:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする