
6月のある日、友人の設計事務所で開かれた書のワークショップに参加した。
以前から細々と書塾に通い続けているけれど、他の所で教えて貰う機会は中々無い。
講師は書楽家を名乗る安田有吾さん、参加者は僕を含めて7人だった。
画像に載せたのはその一こまで、手前右に居るのが僕、左に有るのが僕が書いたもの。
自分の名前を書いて向かいの人と交換し、それを真似て書くと言う事だった。
臨書と言って手本通りに書く事は書塾でもするけれど、その場合は昔の人が書いた名品とされるものを手本にする。
そうではなく目の前の人が書いたものを手本にすると、それと書いた人を結び付けて考えたり、普段していないような筆の使い方をしたりと、新鮮な経験になった。
他にも色々と工夫されたプログラムが続いて、後半は少し慌しかったけれど、楽しく実り多い時間だった。