
篠田桃紅と言う人に初めて関心を持ったのは、数年前改装された東京文化会館のロゴを見た時で、洗練された力強い漢字がとても印象的だった。
その彼女の展覧会が虎ノ門の菊池寛実記念智美術館で開かれていると言うので、見に行った。
1950年代のものから最近のものまで、墨象と呼ばれる抽象作品や仮名、それ等の組み合わせなど42点。
全体を通して変わらぬ真摯な姿勢が感じられ、最近のものにも100歳を迎えた人が書いたとは思えない強さと鋭さが有った。
自分が知る限り、抽象絵画に近付いた書として最も成功しているものではないかと思う。
展覧会の会期は5月26日まで。
僕は先週5/15に行ったのですが、ここに書くのが晩くなりました。
NHKの日曜美術館でも取り上げられていましたね。