
私の事務所で以前に設計をしたコトハウスと言う集合住宅には、バルコニーの外側にFRP(繊維強化プラスティック)製のスクリーンが設けられています。
薄い半透明の板をルーバー状に並べて、光や風を取り入れつつ、視線を緩やかに遮るようにしたのです。
竣工から6年が経ち、また去年の震災の影響も有ったのか、緩みや撓みが見られるようになっていたので、6月にそれ等を改善する工事を行いました。
スクリーンを支える垂木(たるき)は木でできているので、これからも時間による変化は避けられないでしょうが、木であれば調整を行い易いと言う事もまた言えるのです。