
先週末は鎌倉へ行きました。
1つの目的は、県立近代美術館で石元泰博写真展を見る事。
画像に載せた建物が会場の鎌倉館で、坂倉準三が設計し、1951年に開館したものです。
今の基準で考えると、バリアフリーになっていないとか壁面が足りないとか、機能的な問題が有りますが、建築そのものは色褪せない魅力に溢れています。
鶴岡八幡宮の境内に妥協の無いモダニズム建築が実現した事は、快挙と言える出来事で、外観を見ているだけで清清しい気分になります。
観光地で見かけるような、安易に周囲の建物に合わせた和風建築とは全く違う、デザインのレベルの高さを示していると言えるでしょう。
もう1つの目的が、大学の同級生だった友人が設計した自宅を見せて貰う事。
用途も条件も全く違うので、近代美術館と比較するべきものではないですが、私が強く感じたのは、それが近代美術館のようなモダニズム建築を手本にも目標にもしていないと言う事でした。
一方で私が今までに設計した建物は、モダニズム建築を手本にしている所が未だに有って、そこには無視できない態度の違いが有ると思いました。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/index.html
しばらく行ってないなぁと改めて思いました。
鎌倉にも、葉山にも、ゆったりと行きたいと思うので時間がとれない気になっていました。
葉山は松本俊介展ですね。
何とかやりくりして行ってきます。
松本竣介(こちらの漢字です)展は僕も行こうと思っています。
葉山館は綺麗ですが、自動車ないと行き難くて、少し縁遠く感じます。