3月17日の神奈川新聞によれば、16日に吉本隆明さんが亡くなられたとの事。
心よりご冥福をお祈りします。
直接お会いした事は有りませんが、何か大切な物事を考える時に、意見を聞いてみたいと思わせるような人でした。
今改めて考えなければならないと思うのは、彼が一貫して原子力発電反対の立場を取らなかったと言う事です。
先の新聞記事には「科学の進歩を肯定する立場から、東日本大震災後も不断の技術革新による原発の危険性除去を主張した」とありました。
以前に彼のそうした態度を示す文章を読んだ時には、少し意外な感じがしましたが、そこにはやはり無視できない視点が有ると思います。
多くの人が正しいと考える意見が有ったとしても、それが感情的になり独善的になって、他からの批判を許さなくなるようではいけない、と言う事です。
たとえ深い痛みや怒りを感じでも、考える事をやめてはいけない。
難しいけれど、そのように心掛けたいと思います。
2012年03月21日
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