2012年01月24日

漢字が日本語をほろぼす?

漢字が日本語をほろぼす

最近読んだ本で最も感心させられたのが、田中克彦さんが書いた「漢字が日本語をほろぼす」(角川SSC新書)と言うものです。
初め新聞でこの題名を見た時には、衝撃を受けると同時に疑念を持ちました。
自分の常識では、日本語にとって漢字は無くてはならないものであり、その使い方に注意し工夫する事はそのまま言葉を大切にする事になると思っていたからです。
しかしこの本によれば、漢字は日本語を不自由で解り難く、閉じたものにしているばかりか、差別を助長していると言うのです。
その考えの全てには賛成できませんが、無視できない貴重な視点が有ると思います。
例えば、モンゴルやベトナムなど中国に隣接した国では既に漢字を捨てていて、朝鮮半島でも半ばその道を辿っていると言う説明には説得力が有りますし、現代では外国人にとって解り難い言語は存在価値が低下してしまうと言う主張には強い共感を覚えます。
漢民族に対する警戒感が強過ぎると言う点は気になりますが、自分自身を振り返ってみて、逆に無意識の内に劣等感や憧れを抱いていたかも知れないと気が付いた時には、怖くなりました。
posted by masaaki at 17:54| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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