2010年06月09日

サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ聖堂


サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ聖堂

イタリアの話題に戻ります。
ローマでは体調が回復していなかったので、街の雰囲気を感じる事を大切にして、建物の見学についてはあまり欲張らないようにしていました。
そんな中、訪れた建物で一番印象的だったのは、サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ聖堂(Sant’Ivo della Sapienza)でした。
バロック時代の17世紀に、建築家ボッロミーニ(Francesco Borromini)が設計してできた建物です。
規模から言えば、サン・ピエトロ大聖堂やパンテオンと比べるまでもなく、こじんまりしていますが、街路から一歩中庭へ足を踏み入れた途端、何かが違うと思わせるような、強い魅力を感じました。
もし図面や模型だけでこの建物を見たなら、少し窮屈な空間ではないか、と思ったかも知れません。
しかし実際には、おそらく体験しなければ解らない、心地良い緊張感に溢れた場所だったのです。
あいにく聖堂の中には入れなかったのですが、中庭に面した回廊をゆっくり歩いて過ごした一時は、かけがえの無い経験になりました。
それはまた建築家として、普段自分が考えている事、つまり形や寸法、比例、色、素材と言った建築の言葉が持つ力を、改めて感じた機会でもありました。
posted by masaaki at 23:11| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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