2013年05月28日

イチョウの葉 The ginkgo leaf

イチョウの葉

以前は親の本棚に手を伸ばすなどと言う事はまずしなかったけれど、2人とも亡くなってしまった今では時々、目に留まった本を手に取る事が有る。
先日、母の本棚に有った李恢成の「砧をうつ女」を読んでいたら、途中のページにイチョウの葉が挟んであった。
母であればまず紙を挟んでその中に葉を入れたように思うから、別の人が持っていた本を貰うか買うかしたのだろう。
何故か2冊有った内の1冊は友人にあげてしまったので、そちらに何かが挟まっていたのかどうかは解らない。
聞く事もできるけれど、何となく、解らないままの方が良いような気がしている。
posted by masaaki at 23:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

篠田桃紅百の記念展 Toko Shinoda A Lifetime of Accomplishment

篠田桃紅百の記念展

篠田桃紅と言う人に初めて関心を持ったのは、数年前改装された東京文化会館のロゴを見た時で、洗練された力強い漢字がとても印象的だった。
その彼女の展覧会が虎ノ門の菊池寛実記念智美術館で開かれていると言うので、見に行った。
1950年代のものから最近のものまで、墨象と呼ばれる抽象作品や仮名、それ等の組み合わせなど42点。
全体を通して変わらぬ真摯な姿勢が感じられ、最近のものにも100歳を迎えた人が書いたとは思えない強さと鋭さが有った。
自分が知る限り、抽象絵画に近付いた書として最も成功しているものではないかと思う。
展覧会の会期は5月26日まで。
posted by masaaki at 21:49| Comment(3) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月15日

2008年の和文書作品 The writing work of Japanese in 2008

初時雨暫し途絶へし工事音

事務所で設計した住宅に不具合が生じたと聞いて伺ったら、居間に当たる部屋に自分が書いた書が飾られていた。
竣工のお祝いとして数年前に差し上げたものを飾って下さっていたのだった。
とても有り難い事なのだけれど、今見るとあまり良い出来ではないので恥ずかしく、申し訳無い気持ちになる。
書き直しますから引き取らせて下さい、とお願いしたい所なのだが、そんな事をしてもっと良いものが書けるとは限らないし、いつになってしまうかも解らない。
その時一生懸命に書いた事は確かなのだから、許される限りそのまま飾り続けて頂けば良いのだろう。
「初時雨暫し途絶へし工事音」
posted by masaaki at 22:36| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月02日

手に取る絵、藤江民さんの仕事 The art in hand, Works by Fujie Tami

藤江民作絵皿

先週末、神保町の画廊へ行って藤江民さんの「絵皿と版画」展を見て来た。
民さんはカンバスに納まらない大きな絵をたくさん描いて来た人だけれど、今回は机の上の絵皿と壁に掛かった版画の展示。
その日は運良くご本人が居て、コンクリートのかけらにくっ付いたタイルが好きだとか、絵皿に使う釉薬は焼く前と後で色が全く違うとか、色々なお話しを聞く事ができて楽しかった。
美術館で話題の展覧会を見るのも良いけれど、画廊でこうした時間を過ごすのも良いものだ。
画像として載せたのは、衝動買いをしてしまった1枚の絵皿。
並べてあった中では目立たない方の物で、ひょっとしたら民さんのお気に入りではなかったかも知れない。
posted by masaaki at 22:44| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする