2011年06月29日

2011夏LRTフォーラム

2011夏LRTフォーラムちらし

今週末の7月2日(土)午後1時半から、横浜みなと博物館訓練センターにて、横浜にLRTを走らせる会と横浜の公共交通活性化をめざす会の主催により「2011夏LRTフォーラム」を開催します。
テーマは「都市・横浜の魅力づくりとLRT」で、基調講演として計量計画研究所の竹内佑一氏から「まちづくりとLRT」、横浜市都市発展記念館の岡田直氏から「市民に愛された市電」と題したお話しをして頂き、その後に会場の皆さんを含めて質疑応答と討論の機会を設けます。
このウェブログでは2年前に「2009夏LRTフォーラム」のお知らせをしましたが、上記2つの会はその後も継続して1年に2回、夏と冬にこうしたフォーラムを開催しています。
当日は私も会場に居る予定ですので、ご興味をお持ちの方はいらして下さい。
詳細は会のウェブログ”http://lrt.cocolog-nifty.com/yokohama/”に掲載しています。
posted by masaaki at 23:07| Comment(0) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月27日

再読ノルウェイの森

ノルウェイの森

友人とEメールのやり取りをしていて、村上春樹が書いた「ノルウェイの森」の話題が出ました。
もう大分前に読んだので内容は大方忘れたし、その本がどこに有るのかも解らない、とつれない返事をしたら、何と、その人は上下2冊の文庫本を郵送してくれました。
それで再読してみると、やはり以前とは相当違った受け取り方になったようで、登場人物で言うと、主人公の僕の女友達、緑の存在がとても心に残りました。
キズキにしろ直子にしろ、僕の周りの人達は皆繊細で傷付き易く、自ら死を選んでしまうような人ばかりなのですが、緑は対照的に、決して自殺などしない人として描かれています。
もし緑が登場しなかったら、この小説はあまりにも陰鬱で、救いが無いものになってしまったでしょう。
それは唐突ですが、大友克洋が描いた「AKIRA」に近い仕組みであるように思います。
「AKRIA」には次々と超能力者が登場しますが、ヒーローの金田とヒロインのケイはそうした能力を持たない普通の人間で、だからこそ読者は、物語の世界に引き込まれるのだろうと思うのです。
「ノルウェイの森」が単行本で出版されたのは1987年、「AKRIA」が週刊誌に連載されたのは1982年から1990年ですから、共通する何かが有ったのかも知れない、などとつい、考えてしまいます。
posted by masaaki at 22:00| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月21日

ディテール189号

ディテール189号

私の事務所で設計をした都筑が丘第二自治会館が、「ディテール189号」に掲載されました。
「今日のディテール」と言う記事で、見開き2ページです。
「ディテール」は彰国社から出ている季刊誌で、派手さは無いですが、堅実で歴史が有る、良い雑誌です。
掲載の可否については、私も名前を知っているような先輩建築家や大学教授が編集委員となって決めているそうですから、そう言う人達に認めて貰ったのだと思うと、幾分誇らしい気持ちになります。
こうした経験は、自分がしている仕事の何が社会に認められ、何が認められないのか、と言う事を考える上で、一つのきっかけになるように思います。
誌面は図面中心で、写真は少ないので、やや親しみ難いかも知れませんが、ご興味をお持ちになられた方は、ご覧になって下さい。
少し大きな本屋さんでは、平積みになっているはずです。
サイトのアドレスは、以下です。
http://www.shokokusha.co.jp/?md=d
posted by masaaki at 21:12| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

東北へ

6月の4日から6日まで、東北へ行って来ました。
3月11日の震災の後、初めて被災地を訪れた事になります。
以前勤めていた設計事務所で担当した名取市の建物に被害が出ていたので、その復旧に向けた調査と打ち合わせに参加するのが主な目的でした。
建物は4日まで、避難所として使われていたそうです。
名取市は、仙台市の南隣に位置し、海側で津波による大きな被害が出た所です。
訪ねた建物に津波は到達しなかったものの、余震を含めた地震により、内部の天井や壁などに損傷が生じてしまっていました。
幸い人的な被害は出ませんでしたが、状況によってはその可能性も有ったはずです。
関係者の1人として色々と考える事は有りますが、自分に関わる事を客観的に考えるのは、難しいものです。
今はただ、感傷的にならずに、できる事を一つ一つやる事、そうしながらまた、考え続ける事。
自分がこれからも建築家としてやって行くのであれば、それしかないと思っています。
posted by masaaki at 17:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

吉本隆明が語った都市

像としての都市

インターネット上での買い物には、いまだに何となく馴染めないのですが、本とCDだけは、その便利さを享受しています。
最近読んだ「像としての都市、吉本隆明都市論集」も、一時は手に入れる事を諦めかけていたのですが、ネット上の古書店で見付ける事ができました。
20年前に出版された本なのに、古臭い感じは全く無く、むしろ時間が経った事で、著者のものの見方の的確さや独特さが、より鮮やかになっているように思います。
例えば、一方で個人的な体験を元に、佃島や谷中界隈の様子を濃密に語り、もう一方でランドサット衛星が写した写真を示しながら、現在の東京をドライに語っている所などは、まるで虫の視点と鳥の視点の両方を使っているようで、1人の人間がこのように立体的、多元的に物事を考える事ができるのか、と感心しました。
20年前に読んだ方が良かったか、それとも今詠んだ方が良かったかは解りませんが、読書の楽しみと言うものを改めて感じさせてくれた1冊である事は、確かです。
posted by masaaki at 21:02| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする