2010年09月24日

「悪人」に出演していた満島ひかりについて

久し振りに映画館へ行って、李相日監督の「悪人」を見ました。
前に見た同監督の「フラガール」は爽やかで愛すべき映画でしたが、今回は重いけれども心に残る、全く違った形の良い作品でした。
内容は別の機会に譲るとして、予想外に感心したのは、出演者達の素晴らしい演技。
主役の妻夫木聡や深津絵里も良かったけれど、それ以上にすごいと思ったのは、満島ひかりと樹木希林でした。
特に満島は、普通の女の子だけれど少し悪い所が有り、運悪く殺されてしまう、と言う難しい役柄を見事にこなしていて、まるでそこだけがドキュメンタリーになったかのような、迫真の演技でした。
フィクションと解っていながら、本当にそう言う人が存在していたような錯覚を覚えて、怖くなった位です。
ちなみに、モントリオール世界映画祭では深津絵里だけが最優秀女優賞を受賞したそうですから、審査員は何を見ていたのだろう、などと思ってしまいますが、賞と言うものは、往々にしてそう言うものなのでしょう。
posted by masaaki at 21:19| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月21日

横浜カーフリーデー2010


横浜カーフリーデー2010リーフレット

今年もカーフリーデーの季節になりました。
ご存知の方も多いと思いますが、カーフリーデーとは、街の中心部でマイカーを使わない暮らしを体験し、クルマ優先社会を再考するきっかけにする、と言う社会実験です。
世界的には9月22日に行われる事が一般的ですが、今年の横浜では休日と言う事も有り、明後日23日に開かれる事になりました。
会場は日本大通り周辺で、テーマは「バス再発見」。
マイカーを使わない事は、徒歩や自転車に頼るだけでなく、公共交通を充実させる考え方に繋がり、今回は特にバスに注目しているのです。
当日は天気が少し心配ですが、私も午後から横浜にLRTを走らせる会の一員として参加する予定ですので、もし見掛ける事が有れば、声を掛けてみて下さい。
横浜カーフリーデーのサイトは、以下です。
http://ycfd.org/
posted by masaaki at 19:41| Comment(0) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月17日

高圧木毛セメント板型枠を使用した鉄筋コンクリート試験体


高圧木毛セメント板型枠を使用した鉄筋コンクリート試験体

たまには仕事の話題を。
私の事務所で設計監理をしているT自治会館では、高圧木毛セメント板と言う材料を使います。
木の破片をセメントで固めた物が木毛セメント板、それを圧縮して高密度にした物が高圧木毛セメント板で、組み上げた鉄筋の両側にそれを立てて型枠とし、コンクリートを流し込んで壁を作ります。
一般的な鉄筋コンクリート造の建物は型枠に木の合板を使用し、コンクリートが固まった後でそれを取り除くのですが、高圧木毛セメント板を使う場合はそれを残し、そのまま仕上げの材料として使います。
それは仕上げとしてだけでなく、コンクリートを保護する役割を果たしますし、断熱材としても機能するので、一石二鳥にも三鳥にもなる、と言う訳です。
しかし私達にとっても工事を担当する施工会社にとっても、この材料を仕上げとして使うのは初めての経験なので、建物本体を作る前に、画像に載せたような試験体を作りました。
この試験体の経験を活かし、問題が有る部分は改善して、来月に予定している本工事のコンクリート打設に臨みます。
posted by masaaki at 21:55| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月15日

デザイン言語


デザイン言語

デザイン言語、と言う本を友人から貰って読みました。
編者は奥出直人さんと後藤武さんで、慶応義塾大学で行われた講義が元になっています。
執筆者は建築家の隈研吾、塚本由晴から始まって、佐々木正人、茂木健一郎、東浩紀、港千尋まで、様々な分野で活躍する13名。
良くここまで集められたものだ、と感心させられる人選です。
本が出たのは2002年なので、もはや最前線の情報とは言えないのでしょうが、世の中の流れに疎い私には、丁度良かったようです。
ガンダムや攻殻機動隊には馴染みが有るけれど、エヴァンゲリオンについては何も解らない、と言った調子で、知っている事と知らない事の両方に出会いながら、興味深く読み進める事ができました。
頭が少し固くなっている社会人にとっては、若い学生にとってとはまた違う意味で、有意義な本だと思います。
posted by masaaki at 19:00| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月08日

ハンス・コパー展


ハンス・コパー展ちらし

先週末は汐留ミュージアムで、ハンス・コパー展を見ました。
少し前に国立新美術館でルーシー・リー展が開催されましたし、今回の会場にも彼女の器が何点か展示されていたので、自然にそれ等と比べて考えてしまいます。
ルーシー・リーの作品でまず目を惹くのは、やはりその鮮やかな色彩と模様で、形にも独特の魅力は有るのですが、概ね一般的にイメージされる器の範疇に納まっているように思います。
それに対してハンス・コパーの作品は、落ち着いた色彩の物が多くて、形の方が印象的。
特に晩年のキクラデスフォームと呼ばれる物は、彫刻と器、また過去と現在の境界に位置するような、不思議な雰囲気を持っています。
別々に成形した部品を組み合わせる、と言う作り方とも関係しているのでしょうが、どことなく奇妙で、生理的な抵抗を感じる事も有りました。
一方で、教会の燭台や壁の開口に用いられたウォールディスクと呼ばれる作品など、建築と積極的に関わった物には、おおらかで健康的な強さが感じられて、素直に好感を持つ事ができました。
彼自身が果たしてどちらの世界により大きな魅力を感じていたのか解りませんが、もう少し後者の分野で活躍してくれていたら、と言う思いが残ります。
posted by masaaki at 22:05| Comment(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする