2010年08月31日

KAMOMEノEQ


NOW&THEN

先週末、友人に誘われて横浜のライブハウス”KAMOME”へ行き、”EQ”と言うバンドの演奏を聴きました。
サックス、ピアノ、ベース、ドラムの4人が対等で、全曲オリジナルのストレートなジャズ、と言う所にまず感心。
そして演奏が始まった瞬間、これは良い音楽だ、来て良かった、と思いました。
その音を説明する適当な言葉が思い浮かばないのですが、柄にも無くお酒に喩えると、辛口だけどこくが有り、しっかりした味、と言う感じです。
ちょっと大袈裟ですが、こう言う良い形のジャズが日本に有るのだ、と外国の友人に自慢したくなりました。
曲の合間のお喋りも4人が交代でされていて、なかなか楽しかったのですが、活動を続ける事、特にCDを作る事には相当困難が有るようで、何だか身に詰まされてしまいました。
私が幾ら良いと思っても、それが社会に広く受け入れられるとは限らない、と言う事が、ここでも当て嵌まってしまうようです。
”EQ”関連サイトのアドレスは、以下です。
http://www.alteredmusic.co.jp/eq_top.html

(追記)
posted by masaaki at 22:38| Comment(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

えんぱーく


えんぱーく内観

先週末、長野県の塩尻へ行って、友人のY君が設計した「えんぱーく」と言う建物を見て来ました。
図書館を中心とする多用途の公共建築で、床面積は約12000uも有ります。
まず全体について感じた事は、健全な建物だ、と言う事。
最近話題になっている建物の中には、見る側や使う側にとっては相当不自然だと感じられるものも有るのですが、この建物にはそうした点が無く、建築的に新しい事に挑戦しつつも、施設としてはとても素直にできていて、また実際上手に使われている、と思いました。
特に低層部の吹き抜けを中心とする内部空間については、プロポーザルで提案されたイメージが損なわれずに、良い形のまま実現していて、感心しました。
こうした事は、当然のようでいて、なかなか難しい事だと思います。
褒めてばかりでは失礼なので、少し残念に思った事を挙げると、外観については、もっと内部空間の特徴が感じられるようにするとか、ファサードとして別のテーマを設けるとかの工夫が有っても良かったのではないか、と感じました。
また建物の用途で、プロポーザルの与条件になっていた集合住宅は実現していなかったのですが、その時に応募して選ばれなかった者としては、多少の無理が有っても挑戦して欲しかった、と言うように思います。
posted by masaaki at 20:29| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月24日

白川静さんの事


漢字百話

少し前に友人とEメールのやり取りをしている中で、白川静さんの話題が出たので、それをきっかけに、買って積んだままにしてあった「漢字百話」を読みました。
この本は、白川さんが成し遂げた仕事の一端を垣間見る事ができる、と言うだけでなく、いろいろなものに対する見方についても触れる事ができて、とても興味深い内容になっています。
考えてみれば、今でも白川さんの存在は、言葉や文字について多少でも意識的に向き合おうとしている多くの日本人にとって、大切な拠り所になっているのではないでしょうか。
私の場合、少し屈折した形かも知れませんが、漢字と言う、中国で生まれた文字に頼る事への劣等感、またそれによる不自由さや焦りのようなものを、相当軽くして頂いたように感じています。
有名な「字統」は、ずっと自室の手が届く所に置いてあって、頻繁に見ると言う訳ではないのですが、それが有ると言うだけで、心の支えになっています。
posted by masaaki at 22:19| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

H分譲住宅上棟


H分譲住宅上棟

8月4日に書いた分譲住宅の上棟が済んで、外形が解かるようになりました。
現実はこのウェブログとは関係無く進んでいて、着工から上棟までの期間は約1ヶ月でした。
やはり木造の建物は速くできて行きます。
今までも何度かこの段階で思ったのは、木材でできた架構がなかなか綺麗で、それを別の材料で隠してしまうのが残念だ、と言う事。
防火や断熱の性能を確保する為には、特別な工夫をしない限り、そうせざるを得ないのです。
時々雑誌などで、半透明の材料を使うなどして外から架構が解るようにした建物を見掛けますが、無理をしているわりには効果が上がらず、成功していない例が多いようです。
昔の事を思い出すと、学生時代の演習で、講師の白澤宏規さんから架構を問題にした課題を出されて、それにあまりうまく応える事ができなかった、と言う事が有りました。
今になってもその事情が変わっていないと思うと、少し情けなくなります。
posted by masaaki at 22:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

茄子馬胡瓜牛


茄子馬と胡瓜牛

今日8月16日は、お盆の送り火。
ご先祖様のお供をする茄子馬(なすびうま)と胡瓜牛(きゅうりうし)は、既に萎びてしまったようです。
元々こう言う事に熱心な方ではなかったのですが、自分がやらないと誰もやらない、と言う状況になってしまったので、それなりの準備はする事にしました。
少し前にお寺から冊子が届いて、そこに前記のお供を含めた精霊棚(しょうりょうたな)のまつり方が書いてあったので、頼りになりました。
ところでその冊子によれば、茄子が馬で胡瓜が牛と言う事なのですが、今までは何となく逆だと思っていました。
でもそう言われてみると、茄子の艶が馬のそれに似ていなくもない、と言う気がして来て、我ながらいい加減なものだと思います。
ちなみに、久し振りに訪ねた母の実家では、送り火は8月16日ではなく15日で、お供には胡瓜を使わずに茄子だけを使うそうです。
家庭の味ならぬ家庭のお盆、とでも言うものが、それぞれの家に有るのでしょう。
posted by masaaki at 20:51| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

建築と音楽


建築と音楽

建築と音楽、とは本の題名で、著者は五十嵐太郎さんと菅野裕子さん。
2年前に著者のお1人から献本して頂いたままになっていて、最近やっと読む事ができました。
いつもながらの遅読状態で、申し訳無い限りです。
本の冒頭にはまず、「はたして音楽と建築は、本当に関係があるのかどうかを問おうというのではない。」と有ります。
読む方としてはつい、そうした問いを問題にするのかと想像してしまうのですが、学者であるお2人は、そんな事は簡単に言えない、と重々承知されているだけに、前もってこう言う表現をされたのでしょう。
この本はそうした問いを念頭に読むべきものではなく、ある時代の建築と音楽を並べて見る、と言う視点の面白さを楽しめば良いのだと思います。
私自身、例えば知識としてサティの音楽とルクーの建築を知ってはいても、それが同時代のものだとは考えた事が無く、そこに何らかの共通する香りのようなものが有ると言う事実は、新鮮で興味深いものに感じられました。
建築にも音楽にも興味が有る、と言う方には、お勧めの1冊です。
posted by masaaki at 21:58| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月04日

H分譲住宅着工


H分譲住宅着工

私の事務所で設計をしたH分譲住宅が、千葉県で着工されました。
近隣には私の顔写真入りちらしが配布されるようなので、今から気恥ずかしい思いをしています。
分譲住宅は注文住宅に比べて工事の予算と日程が厳しく、設計についても条件が良くない事が普通なので、建築家がやるべき仕事ではない、と言う意見が有ります。
でも私は以下のような理由から、分譲住宅にも関わりたい、と考えています。
1つには、分譲住宅が現在の日本で住宅を得る主要な選択肢の1つである以上、建築家もそれに取り組むべきだろう、と言う事。
もう1つには、それが2棟、3棟と連続して建てられる事が多く、単体の住宅よりも都市や街並みに積極的に関われる可能性が有る、と言う事。
実際にこの場合も、分譲住宅そのものは1棟だけで販売されますが、建て主さんの意向で、私の事務所が隣地の住宅を合わせて設計しています。
難しい話しは置くとして、どのような枠組みであれ、自分が設計した建物が実際に建てられて行く、と言う事は、建築家にとってとても嬉しい出来事です。

(追記)
posted by masaaki at 22:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする