2010年06月29日

チーム027の敗退とY君の事


逗子市第一運動公園の遊歩道

このウェブログは、最低1週間に1度は更新しよう、と心掛けていたのですが、最近は滞り気味でした。
最大の原因は、「逗子市第一運動公園再整備基本計画策定及び基本設計業務公募型プロポーザルコンペ(ティション)」と言う長い名前の競技に参加していた為。
日常の業務も平行して進めなければならなかったので、自分自身と事務所の両方で、状態のバランスが崩れてしまいました。
そして競技の結果は、入賞止まりで最優秀には選ばれず、と言うもの。
今回も構造、設備、ランドスケープの人達と組んでチームを作ったのですが、報われませんでした。
(チーム027の027は、競技に参加した時の整理番号です。)
でも負け惜しみではなく、良い経験にはなりました。
二次審査の会場では、思いがけず、大学で同級生だったY君に出会ったのですが、彼も同じ競技に参加して、同じように入賞し、二次審査に臨んだとの事。
帰りには他の友人達とも一緒になって、夜遅くまで話し合い、まるで競技に参加した事へのご褒美のように、満ち足りた一時を過ごしました。
結果は2人とも残念、だったのですが、友人であるとともにライバルでもあり、同志でもあると言う関係は、これからも大切にしたいと思っています。
posted by masaaki at 22:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月12日

ローマ郊外の風景


ローマ郊外の風景

今回のイタリア行きでは、国内での移動は主に鉄道を利用しました。
車窓から風景を眺めていると、イタリアは街だけでなく、田園や村の風景も美しいのだと実感させられました。
ただし村から街へと移り変わる間は、やはりそのどちらでもない、郊外と呼ぶべき地域が続いているようでした。
良く見れば、広告類は目立たちませんし、建物の色や高さがある程度揃っているので、さすがと思わせられるのですが、美しいとまでは言えませんし、むしろ日本の郊外に比べると活気が無く、つまらないようにさえ感じました。
イタリアの都市で働き、暮らす現代の人達にとっては、こうした風景こそが日常的なのかと思うと、風景を考える事、あるいはそれを計画したりデザインしたりすると言う事の難しさを、改めて感じてしまいます。
何かと評判が悪い日本の風景にしても、都市部の活気は好ましいもののはずですし、地方に行けばまだまだ自然の美しさが残っているのですから、要は比率の問題で、イタリアでは部分的だと感じられるような郊外の風景が、日本では一般的なものになってしまっている、と言う事なのかも知れません。
画像は車窓から撮った、ローマ郊外の一風景です。

posted by masaaki at 00:01| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ聖堂


サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ聖堂

イタリアの話題に戻ります。
ローマでは体調が回復していなかったので、街の雰囲気を感じる事を大切にして、建物の見学についてはあまり欲張らないようにしていました。
そんな中、訪れた建物で一番印象的だったのは、サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ聖堂(Sant’Ivo della Sapienza)でした。
バロック時代の17世紀に、建築家ボッロミーニ(Francesco Borromini)が設計してできた建物です。
規模から言えば、サン・ピエトロ大聖堂やパンテオンと比べるまでもなく、こじんまりしていますが、街路から一歩中庭へ足を踏み入れた途端、何かが違うと思わせるような、強い魅力を感じました。
もし図面や模型だけでこの建物を見たなら、少し窮屈な空間ではないか、と思ったかも知れません。
しかし実際には、おそらく体験しなければ解らない、心地良い緊張感に溢れた場所だったのです。
あいにく聖堂の中には入れなかったのですが、中庭に面した回廊をゆっくり歩いて過ごした一時は、かけがえの無い経験になりました。
それはまた建築家として、普段自分が考えている事、つまり形や寸法、比例、色、素材と言った建築の言葉が持つ力を、改めて感じた機会でもありました。
posted by masaaki at 23:11| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする