2009年10月30日

臨集字聖教序その3


往還十有七載備通釈典利物為心以貞観十

集字聖教序の臨書については去年の7月18日と8月27日にもここで取り上げました。
その後も途切れ途切れになりながら取り組んでいます。
本当は、しばらくはこれしかやりません、と言う位の覚悟を持つべきなのでしょうが、なかなかそうも行かないのです。
いざ書き始めると、まず字の配置を整えるだけで一苦労してしまって、次にはあちらを直せばこちらが駄目と言う感じになり、なかなか思うように書けませんでした。
それでも書いている内に自然と気持ちが引き締まって来て、王羲之の書に向き合う事の厳しさと楽しさを思い出すようになりました。
その気持ちを音楽の世界に例えると、名曲を歌ったり演奏したりする事に近いのかな、などと思います。
それに比べると創作には苦しい事が多くて、作曲に近いと言えるかも知れません。
できればその両方にバランス良く取り組みたいものです。
posted by masaaki at 21:17| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

日本大通りが好きだと言う事


日本大通り2005年9月23日

建築家の集まりarea045(エリアゼロヨンゴ)のメンバー全員が、「横浜の好きな場所」と言うテーマでウェブサイトに文章を書く事になって、順番が回って来ました。
郊外で生まれ育った私としては、団地とか農地とかを取り上げた方が良いのかなとも思ったのですが、少し素直でないような気がして、結局は日本大通りについて書きました。
この通りは港の大桟橋に近く、県庁や裁判所が建ち並んでいて、まさに横浜の中の横浜と言うべき場所です。
今年9月に行われた横浜カーフリーデーも、ここを会場としていました。
このウェブログでは前回に銀座の事を褒めたばかりなので、次に日本大通りが好きだとなると、何だかメジャー志向が強いように思われてしまいそうです。
以前から、日本の都市の無計画な所や無秩序な所こそ素晴らしい、と言ったような話しに聞き飽きた感じを持っていたので、反発する気持ちが出たのかも知れません。
ご興味をお持ちの方は、以下のarea045の文章もご一読下さい。
http://www.area045.com/mutter/181.html
posted by masaaki at 19:28| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

日曜日の銀座


日曜日の銀座

前々回に書いた浅田聖子さんの個展を見る為に、久しぶりに日曜日の銀座へ行ったのですが、改めてその良さに感心してしまいました。
最近はソウルの明洞(Myongdong)や北京の王府井(Wangfujing)もとても綺麗で、そこを歩いている人達もおしゃれだと思いますが、銀座にはやはりそうした所には無い魅力が有るように思います。
一言で言うのは難しいですが、さっぱりとした品の良さと丁寧さが有って、高級ではあるけれど人を選ぶような冷たさは無く、いろいろな人を惹き付ける奥深さが有る、とでも言えるでしょうか。
それは大袈裟に言えば東京の一番良い部分を現わしているし、もし銀座が駄目になるとすれば、東京そのものが駄目なのだと言う気がします。
そして日曜日の歩行者天国は、そうした銀座の魅力を解り易く感じさせる仕掛けになっているのでしょう。
最近次々とできている郊外のアウトレットモールなどとは、比べものにならない良さが有ると思うのですが。
posted by masaaki at 20:16| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月14日

有吉佐和子の良識


複合汚染

1975年に刊行された有吉佐和子さんの著作「複合汚染」。
以前から気になっていて、少し前に生協の協同購入で取り上げられたのを機会に買って読みました。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」などに近いのかと思って読み始めると、調子がだいぶ違っていて、市川房枝さんが選挙に立候補していた時の話しから始まります。
途中で話題は食べ物や農業に関わる内容へと進んで行くのですが、書かれている事はいちいちもっともで、共感のあまり何度も涙が出そうになりました。
もの書きのテクニックにはまってしまったと思うと少し癪ですが、自分が子供の頃に見上げた大人達には、こんな風に良識とでも言うべきものが有って、それがたとえ少数意見だったとしても胸を張って主張し、議論をする事ができたのだと、少し感傷的になってしまったのです。
時代が移り、自分が大人になった今はどうなのでしょうか。
そんな事を考えながら、奇妙な後ろめたさを感じたまま読み終えました。
posted by masaaki at 22:33| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月06日

浅田聖子大作展


浅田聖子大作展

先月、親戚にあたる書家の浅田聖子さんが個展を開かれると聞いて、銀座2丁目に有る東京銀座画廊へ行って来ました。
大作展と名付けられた通り、5メートルを超える作品がいくつも並んでいて、一番大きいものは高さが2.35メートル、幅が12.8メートルと言う巨大さでした。
何でも今回の展覧会の為にチームを組み、体育館を借り切って、2階から眺めては書き直すと言う事を繰り返されたそうです。
以前公募展にも出されていた1.2メートル角の作品でも私から見れば大作ですが、かねてからもっと大きい作品に取り組んでみたいと考えられていたそうですから、その気概には感服します。
大きさの事ばかり書いてしまいましたが、個々の作品の筆運びもそれに見合うような充実したもので、こうした表現にはこの大きさが必要だったのだと納得させられます。
全体の構成も良く工夫されていて、華やかで見飽きる事が無い展覧会になっていました。
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posted by masaaki at 19:05| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする