2009年06月23日

スラムドッグ$ミリオネア


SLUMDOG MILLIONAIRE

去年のアカデミー賞で8部門を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」(SLUMDOG MILLIONAIRE)。
私としてはめずらしく封切り上映で見たのですが、冒頭からとにかくムンバイの街の様子が圧倒的で、音楽も良く、夢中で見てしまいました。
最後に登場人物が勢揃いして踊るシーンなどはなかなか良くて、映画全体を救っているように思いました。
筋書き自体は単純なので、考えさせられるような内容は乏しいですが、現代のおとぎ話しだと思えば秀逸で、チャーミングな映画だと思います。
私はインドに行った事は有りませんが、ムンバイの様子がこの映画の通りだとすれば、以前に強烈な印象を受けた上海などはずっと身近に感じられて、さらにソウル、大阪となればもっと身近に感じられると言う具合になって、世界の見え方が少し変わったような気がします。
posted by masaaki at 19:12| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

2009夏LRTフォーラム


2009夏LRTフォーラムちらし

今週末の6月20日(土)午後1時から、横浜の関東学院大学関内メディアセンターで「2009夏LRTフォーラム」が開かれます。
「横浜にLRTを走らせる会」と「横浜の公共交通活性化をめざす会」による主催で、テーマは「横浜にはLRTがよく似合う」と言うもの。
基調講演に前富山市副市長の笠原勤さんをお迎えして、既にLRTを導入した富山での経験と横浜での展望をお話し頂き、横浜にLRTを走らせる会からは路線案を含む具体的な提案を発表させて頂く予定です。
最近は他のいろいろな街づくりの集まりやシンポジウムでも取り上げられたりして、LRTの知名度もかなり上がってきたようですので、私達も一層活動に励みたいと思っています。
当日は私も会場にいる予定ですので、ご興味をお持ちの方は是非いらして下さい。
詳細は会のウェブログ”http://lrt.cocolog-nifty.com/yokohama/”に掲載しています。
posted by masaaki at 10:30| Comment(4) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

吉村順三さんの事

前回の続きで、園田邸とそれを設計された吉村順三さんについて。
去年の6月2日に、吉村さんが設計された住宅は体験しないと良さが解らないようだと書いたのですが、実際に訪れた園田邸は確かに良いものでした。
月並みですが内部空間のスケールや開口の取り方が絶妙で、居心地がとても良いのです。
そのような点では、おそらく吉村さんほど悪く言われる事が無く、かつ賞賛される建築家はいないでしょう。
しかし私の場合、彼は尊敬すべき建築家ではありますが、めざすべき存在と言う訳ではないのです。
その理由を言葉にすると、彼が設計した建物はとても良いが、その先の可能性は見えないから、と言う事になると思います。
園田邸については、実は演奏が行われた増築部分は吉村さんの事務所に在籍された別の建築家が設計したもので、建築としてはそれより吉村さん自身が設計された母屋の方がずっと良いと思えてしまうのですが、その事は個人的な事情の結果ではなく、先に書いた可能性が見えないと言う感じに繋がっているように思うのです。
posted by masaaki at 23:38| Comment(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

園田邸のモーツァルト

今は亡き建築家吉村順三さんがやはり故人であるピアニスト園田高弘さんのために設計された住宅が目黒区に残っていて、ご遺族と有志の方々により大切に守られています。
その園田邸で先日、去年5月15日にここで書いた平井千絵さんによるフォルテピアノの演奏会が有りました。
平井さんの演奏と吉村さんの建築を同時に体験できる機会と言う事で、私もキャンセル待ちを乗り越えて行って来ました。
プログラムはハイドンの幻想曲ハ長調とモーツァルトのソナタ第11番イ長調トルコ行進曲付き。
後者は誰でも知っているような曲ですが、フォルテピアノで聞くのは初めてで、何か等身大のモーツアルトに出会えたような気がしました。
思い出してみると、中学生の時に音楽の先生が弾いてくれたこの曲も良かったし、今も時々CDで聞くグレン・グールドの演奏もまた良いのですが、今回の平井さんの演奏も含めて、それぞれの良さははっきりと区別できる事に気付きます。
演奏する人、聴く人それぞれの思いを乗せて、なおオリジナルな魅力を失わないモーツァルトの音楽には、改めて感心してしまいます。
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posted by masaaki at 21:02| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

宮脇昭さんと鎮守の森


鎮守の森

新潮文庫で出ている「鎮守の森」。
著者の宮脇昭さんは地元横浜国立大学の先生だったと言う事もあって、以前から気になる存在でした。
最近は環境に良いとかエコロジカルとか言う言葉があまりにも蔓延してしまって、あまのじゃくな私などはかえっていろいろな事に懐疑的になってしまうのですが、この人はそうした流れが目立つようになるずっと前から地道に日本の植生に取り組んで来られたのです。
積み重ねた体験無しには書けないであろう文章にはやはり相当の重みが有って、自分が今まで持っていた木や森についてのイメージや知識はあまりにも表面的なものだったと言う事に気付かされました。
横浜国立大学のキャンパスに行くと、異様に感じられる程密度の濃い常緑樹の林を見る事ができますが、それはこの方の理論に従って植えられた木が育ったものだと聞いています。
posted by masaaki at 12:07| Comment(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする